2024年

JAHIS講演会&賀詞交換会
 

1月23日(火)16:00より、東京内幸町のイイノカンファレンスセンター4階において、
「2024年JAHIS講演会&賀詞交換会」を開催いたしました。
今回は、2020年以来となる賀詞交換会でしたが、来賓、会員等約200名の方にご参加いただきました。

■プログラム
第1部 JAHIS講演会
   司会進行 大嵜 朋子
(1)16:00~16:05 開会挨拶 総務会長 下山 赤城
(2)16:05~16:20 「2024年の年頭にあたって」 運営会議議長 大原 通宏
(3)16:20~17:35 特別講演 「脳を知って東京大学薬学部脳を活かす」 
東京大学薬学部   教授 池谷 裕二 様
(4)17:35~17:50 質疑応答
(5)閉会挨拶 総務副会長 柴 健一郎

第2部 賀詞交換会
   司会進行 大嵜 朋子
(1)18:00~ 開会挨拶 会長 森田 隆之
(2)18:05~ ご来賓挨拶
         厚生労働省 医政局 特定医薬品開発支援・医療情報担当 参事官 田中 彰子 様
         経済産業省 商務・サービスグループ ヘルスケア産業課長            橋本 泰輔 様
         デジタル庁 国民向けサービスグループ 統括官付参事官 上田 尚弘 様
(3)18:20  新規入会会員ご紹介
(4)18:30  乾杯 
         一般財団法人 医療情報システム開発センター 理事長 山本 隆一 様
(5)19:30  中締め 事務局長 真野 誠

■参加人数概要
 
 ・講演会
     ご来賓(報道関係含む)   27名
     会員(報道関係含む)   111名
     事務局および関係スタッフ  13名
                  151名

 ・賀詞交換会
     ご来賓(報道関係含む)   51名
     会員(報道関係含む)   131名(51社)
     事務局および関係スタッフ  13名
                  195名



■講演会の様子

大嵜朋子さんの司会で、下山赤城 JAHIS総務会長の挨拶から講演会が始まりました。
大原道宏JAHIS運営会議議長より、「2023年度の第三四半期まで」の各部会の業務報告がありました。特に、昨今のサイバーセキュリティの脅威に対して、JAHISの取り組みとして、
  ・医療機関に向けてのセキュリティ調査の実施
  ・戦略企画部内に、サイバーセキュリティ対策TFの設置
  ・無償のセキュリティ関連セミナーの実施
 を行ってきたことが報告されました。また、「2024年の活動方針」が示されました。会員サービスの向上を図り、会員メンバーの努力を各個社に正当に評価していただくためにも、JAHISブランドの価値を高めたいと強いメッセージがありました。
 続いて、当講演会の目玉となる東京大学薬学部教授の池谷裕二先生による「脳を知って、脳を活かす」と題した特別講演です。ご講演は、中高年の多い参加者のこれからの生き方に多くの示唆を与える内容でした。「楽しんで生きる」ことを実現するために、歳を取ると記憶力が衰えるという思い込みに惑わされず、記憶の「汎化」の利点を活かし、またシータ波が増える状況を、日々の生活の中で自ら作って、将来への「直観」を育てることが大切だと感じました。また実体験を増やし身体を使うことが、頭だけで考えるよりも重要で、「やる気は行動の原因ではなく結果であるとのご説明は、今からでも遅くない気づきとなりました。「海馬」、「線条体」、「側坐核」など多くの専門用語がありましたが、「脳」をわかり易く解説いただきました。講演会は、時折笑いも会場内におこり、質疑も活発におこなわれ、大盛況に終わりました。
 最後は、柴健一郎 JAHIS総務会副会長の閉会の挨拶で、第一部は閉会となりました。

 
JAHIS総務会長 下山 赤城 JAHIS運営会議議長 大原 通宏
「2024年 年頭にあたって」 満員の講演会場
東京大学薬学部教授 池谷裕二様 特別講演の様子
特別講演 質疑応答の様子 JAHIS総務会副会長 柴 健一郎
 

■賀詞交換会の様子
第二部は、18:00から会場を移して、森田 隆之JAHIS会長の挨拶で開幕しました。森田会長から、能登地震により被災された方々に心よりお見舞い申し上げると前置きされた上で、「ダボス会議に参加してきました。感染症に続きウクライナや中国等の地政学リスクはありますが、経済界は非常に活発に動き方出しています。2024年は医療DXを本格的に推進させる年になります。我々は、各省庁や関連機関との連携を密にして、今後ともデータ利活用の提言や啓発活動、標準化、ならびにサイバーセキュリティ対策を通して、データ循環型社会による「健康で安心して暮らせる社会」の「2030ビジョン」実現を目指し、活動を進めてまいります。皆様の一層のご支援、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします」との話がありました。
ご来賓を代表して、厚生労厚生労働省 医政局 特定医薬品開発支援・医療情報担当参事官   田中彰子様からご挨拶をいただきました。田中様からは、「全国医療情報プラットフォームをベースに、現在電子カルテ情報共有サービス及び標準型電子カルテの実現に向けて推進しており、JAHIS会員の皆様にも是非ご協力をお願いしたい」とのお話がありました。
続いて、経済産業省 商務・サービスグループ ヘルスケア産業課長 橋本泰輔 様より「国民・患者が主体となった保健医療情報の活用の実現と国民・患者の個別ニーズに応じた保健医療サービスの提供には、民間PHR事業者との連携が重要であり、それに向けた環境整備を進めていきたい」とのご挨拶がありました。
更に続いて、デジタル庁 国民向けサービスグループ 統括官付参事官 上田尚弘様からご挨拶をいただきました。上田様からは、「田中参事官が推進している、標準型電子カルテや診療報酬改定DXのシステム調達等で協業させて頂いていると共に、診療報酬算定の基礎となるPMH(Public Medical Hub)の実現に向けて総務省と協業している。JAHIS会員の皆様にも是非ご協力をお願いしたい」とのお話がありました。
次のプログラムは、新規会員のご紹介です。2024年1月1日現在、本年度の新規会員15社のうち、7社18名の方にご出席をいただきました。7社の代表のご紹介と、新規会員を代表して、
株式会社千早ティースリーの谷口仁志様にご挨拶をいただきました。
乾杯のご発声は、恒例となった感がありますが、一般財団法人医療情報システム開発センター 理事長 山本隆一様にお願い致しました。山本先生からは「厚生労働省の田中参事官の主催する各種有識者会議の委員として協業しているところであり、MEDISとしても医療DXの実現に向けて貢献していきたい」とのお話がありました。
中締めは、真野誠 JAHIS事務局長が挨拶を行い、賀詞交換会を閉会いたしました。
 
JAHIS会長 森田 隆之 厚生労働省医政局参事官 田中彰子様 
経産省ヘルスケア産業課長 橋本泰輔様 デジタル庁統括参事官 上田尚弘様
新規会員代表 谷口仁志様 (一財)医療情報システム開発センター理事長 山本隆一様
歓談の様子 歓談の様子
JAHIS事務局長 真野誠

 

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