会長挨拶

健康で豊かな国民生活を保健医療福祉情報システムが支えます 

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 わが国の65歳以上の人口割合は2025年に30%、2050年には36%に達すると見られており、
世界に例を見ない速さで高齢化が進行しています。このような高齢化の進展や疾病構造の変化(生活習慣病
の増加)に伴い、「病院完結型医療」から地域全体で切れ目なく必要な医療を提供する「地域完結型医療」
への転換が進んでいます。今後は、単に治癒や救命延命を目的とした医療から、病気と共存しながらQOL
(Quality of Life)の維持向上を目指す医療に変わっていきます。さらに「地域完結型医
療」の発展形として、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができるよう、住まい・医療・介護
・予防・生活支援が一体的に提供される「地域包括ケアシステム」の実現が求められています。
   
 2018年6月に閣議決定された「未来投資戦略2018」では、Society5.0の実現に向けた
重点分野の一つとして「次世代ヘルスケア・システムの構築」が掲げられました。ビッグデータ・AIなど
技術革新を最大限活用し、個人・患者本位の新しい「健康・医療・介護システム」を確立することで、医療
機関や介護事業所による個人に最適なサービス提供や、保険者や個人による予防・健康づくりを進め、健康
寿命を更に延伸し、世界に先駆けた生涯現役社会の実現を目指しています。また、2017年7月に厚生労
働省が公表した「国民の健康確保のためのビッグデータ活用推進に関するデータヘルス改革推進計画・工程
表」では、国民が世界最高水準の質の保健医療サービスを受けられる環境を整備するための「ICTインフ
ラの抜本改革」や、「ゲノム解析やAIなどの最先端技術の医療への導入」の実現化を開始し、2020年
度に健康・医療・介護分野のデータを有機的に連結したICTインフラを本格稼働させる工程表が示されま
した。これら施策の実現に向けた新規イノベーションの創出には、相互運用性を担保したヘルスケアICT
が非常に重要であり、これを担う本工業会への期待は益々高まっています。
   
 本工業会は、保健医療福祉情報システムに関する標準化の推進、技術の向上、品質及び安全性の確保を図
ることにより、保健医療福祉情報システム産業の健全な発展と健康で豊かな国民生活の維持向上に貢献する
ことを目的に設立されました。本工業会は、今後も各省庁、学会等の関係団体と連携し、共通基盤整備、標
準化の推進など積極的な対応を行ってまいります。ICTを活用した「健康で安心して暮らせる社会」を実
現できるよう、会員一同、一層の努力を積み重ねていく所存です。
   
ご支援ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。
   
                          一般社団法人 保健医療福祉情報システム工業会
                                    会 長  岩本 敏男
   

 

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