会長挨拶

- データ循環型社会による「健康で安心して暮らせる社会」の実現へ -

  202006081735_1-300x0.jpg

 医療の最前線で尊い患者の命を守るべくCOVID-19と厳しい戦いを続けるすべての医療従事者の皆様に、心より敬意を払い、感謝を申し上げます。
 さて、新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、世界の社会、経済が甚大な影響を受けています。保健医療福祉を取り巻く環境は、少子高齢化、逼迫する医療費、疾病構造の変化等に加え、コロナとの共存という新たな、そして難しい課題が生まれました。これまで常識と思ってきたことが非常識になり、非常識が常識になるなど、私達は「withコロナ」時代に、これまでとは違う働き方、生活様式の変化を伴った、ポスト・コロナのニューノーマルな世界を築いていかなければなりません。
 
 一方、冷静に足元を見返すと、IoT、ロボット、人工知能(AI)、ビッグデータといった新たな技術の進展が進んでおり、これらの先端技術をあらゆる産業や社会生活に取り入れ、経済発展と社会的課題の解決を両立していく新たな社会であるSociety5.0の実現が近づいています。医療福祉サービスの質を向上させるためには、さらなる医療・健康情報等の各種データ利活用の促進が求められています。
 
 一般社団法人保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)は、保健医療福祉情報システムに関する標準化の推進、技術の向上、品質及び安全性の確保を図ることにより、保健医療福祉情報システム産業の健全な発展と健康で豊かな国民生活の維持向上に貢献することを目的に設立されました。JAHISはこれまで保健医療福祉情報システムの将来ビジョンを検討し、定期的に会員・関連団体・関連機関に提示してきました。2020年1月 近年の行政動向の変化に対応するとともに、創立25周年の節目の年であることから、「データ循環型社会の実現」をコンセプトに「2030ビジョン」を発刊いたしました。健康・医療・介護分野のデータを蓄積・循環し利活用することで、データ提供者である国民が利益を享受し、「健康で安心して暮らせる社会」を実現できるよう取り組んでまいります。
 
 国民の健康・医療・介護のライフステージにおいて、「2030ビジョン」で掲げたデータ循環型社会はより重要な役割を果たすものと考えます。JAHISは、今後も各省庁、学会等の関係団体と連携し、その実現に向けて活動を推進してまいります。
 
 皆様の一層のご支援、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
 
一般社団法人保健医療福祉情報システム工業会
会 長  瀧口 登志夫
 

 

ページトップへ