|
会員ログイン |
JAHIS技術文書23-101
ま え が き
電子処方箋は、データヘルス改革に関する閣議決定(令和2年7月17日)の様々な取り組みの一環として、全国的な仕組みとして運用を開始することが決定された。また、「新たな日常にも対応したデータヘルスの集中改革プラン」(令和2年7月30日、厚生労働省データヘルス改革推進本部)においては、オンライン資格確認等システムやマイナンバー制度等、既存のインフラを最大限に活用し、医療機関・薬局と連携するための情報を一元的に管理する仕組みとして「電子処方箋管理サービス」が定義され、令和5年1月に本格運用が開始された。
処方・調剤情報については、「電子処方箋管理サービスの導入に関するシステムベンダ向け技術解説書【医療機関・薬局】(厚生労働省医薬・生活衛生局)」にて、電子処方箋管理サービスの外部インターフェースなどが整備されている。
薬局における電子処方箋運用においては、薬局内のシステム(レセプトコンピュータ、電子薬歴、調剤機器、電子お薬手帳など)間の相互連携が不可欠であるが、薬局内システム間におけるインターフェース仕様は定義されておらず、各ベンダーにて独自インターフェース仕様が構築されることにより薬局内のシステム連携が煩雑になり薬局業務に支障が出る可能性がある。
本仕様書は、電子処方箋運用における薬局内システム間の共通的な連携仕様を構築することを目的とし、調剤システム委員会 調剤標準化分科会が連携方法やデータセット項目の検討を行い、技術文書としてまとめたものである。
【本仕様書の目的】
①レセコンから電子薬歴への情報共有方法の定義
②電子薬歴からレセコンへの調剤結果情報作成に必要なデータセット項目の定義
なお本仕様書の改版は、調剤システム委員会での議論や会員からの要求を受けて、実務グループとして調剤標準化分科会が担当する。
本仕様書が電子処方箋の有効活用、薬局内システム間の連携・向上に多少なりとも貢献できれば幸いである。
処方・調剤情報については、「電子処方箋管理サービスの導入に関するシステムベンダ向け技術解説書【医療機関・薬局】(厚生労働省医薬・生活衛生局)」にて、電子処方箋管理サービスの外部インターフェースなどが整備されている。
薬局における電子処方箋運用においては、薬局内のシステム(レセプトコンピュータ、電子薬歴、調剤機器、電子お薬手帳など)間の相互連携が不可欠であるが、薬局内システム間におけるインターフェース仕様は定義されておらず、各ベンダーにて独自インターフェース仕様が構築されることにより薬局内のシステム連携が煩雑になり薬局業務に支障が出る可能性がある。
本仕様書は、電子処方箋運用における薬局内システム間の共通的な連携仕様を構築することを目的とし、調剤システム委員会 調剤標準化分科会が連携方法やデータセット項目の検討を行い、技術文書としてまとめたものである。
【本仕様書の目的】
①レセコンから電子薬歴への情報共有方法の定義
②電子薬歴からレセコンへの調剤結果情報作成に必要なデータセット項目の定義
なお本仕様書の改版は、調剤システム委員会での議論や会員からの要求を受けて、実務グループとして調剤標準化分科会が担当する。
本仕様書が電子処方箋の有効活用、薬局内システム間の連携・向上に多少なりとも貢献できれば幸いである。
2023年9月
一般社団法人 保健医療福祉情報システム工業会
医事コンピュータ部会 調剤システム委員会
目 次
1.はじめに... 1
1.1 本仕様書の対象範囲... 1
1.2 制限事項... 1
1.3 主な用語... 2
2.電子薬歴システムからの調剤結果連携データ出力... 3
2.1 データ作成対象... 3
2.2 データ作成について... 3
2.3 ファイル作成時の注意事項... 4
3.CSV形式によるデータフォーマット仕様... 5
3.1 バージョン情報... 5
3.2 ファイルレイアウト... 5
3.2.1 ファイル形式... 5
3.2.2 データの型... 5
3.2.3 文字コード(Shift-JIS形式)... 6
3.2.4 注意事項等... 6
3.2.5 レコード出力順と出力条件... 7
3.2.6 各種レコードレイアウト... 9
4.レセプトコンピュータでの調剤結果連携データ取込... 14
付録―1.各種コード... 15
付録―2.作成者名簿... 16