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JAHIS標準23-003
ま え が き
従来、病院情報システム(HIS)を中心として、注射薬剤に関する病院内部門システム間のデータ交換において、ベンダ間での統一はもとより、同一ベンダにおいても導入ユーザによってその仕様が異なり、多くの手間と時間を要していた。また、看護システム等の部門システムとのデータ交換の必要性が求められ、注射データ交換規約の策定が重要な課題となってきた。そうした状況を踏まえ、一般社団法人 保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)では、広く注射データの交換に活用できる規約をめざし、HL7 V2.5に対応したメッセージの検討を行い、これまで2010年6月に「JAHIS注射データ交換規約Ver.1.0」、2014年1月には「JAHISデータ交換規約(共通編)Ver.1.0」との分冊化を行った「JAHIS注射データ交換規約Ver.2.0C」、2018年1月には患者プロファイル情報を定義した「注射データ交換規約Ver.2.1C」を制定してきた。
今回制定した「注射データ交換規約Ver.2.2C」では、日本HL7協会が2020年6月に公開したHL7 V2.5日本語訳見直し版の表現、および「JAHISデータ交換規約(共通編)Ver.1.3」や他の標準規約との整合性の確保を行った。また、各ベンダが提供する製品のJAHISデータ交換規約への適合性を評価し、公表するための適合性宣言書の採用や、HL7 FHIR等からJAHIS標準で定義したコード表を参照する際に必要となるOIDの付番を行った。本規約に基づくインターフェースが多くのシステムに実装され、注射データ交換の標準化、ひいては医療情報の普及・推進に多少とも貢献できれば幸いである。
2024年1月
医療システム部会 相互運用性委員会
目 次
1. はじめに... 1
2. 使用しているHL7について... 2
2.1 概要... 2
2.2 メッセージ... 2
2.3 フィールド... 2
2.4 メッセージ区切り文字... 2
2.5 データ型... 2
2.6 各種コメント... 2
3. 主な用語と参照規格... 3
3.1 主な用語... 3
3.2 参照する外部の規格やマスタ... 4
4. JAHIS標準テーブル... 5
4.1 本規約で定義するJAHIS 標準テーブル... 5
4.2 JAHIS 標準テーブル等を用いた患者プロファイルの表現... 6
5. 本規約の対象範囲... 7
5.1 基本方針... 7
5.2 対象範囲... 7
6. 注射指示・実施メッセージ構文... 9
6.1 メッセージ構造... 9
6.2 注射指示情報通知(RDE/RRE) 10
6.3 注射実施情報通知(RAS/RRA) 14
7. 関連セグメント詳細... 18
7.1 AL1 - Patient Allergy Information Segment 患者アレルギー情報セグメント... 19
7.2 CTI - Clinical Trial Identification Segment 治験識別セグメント 20
7.3 ERR - Error Segment エラー情報セグメント... 21
7.4 IN1 - Insurance Segment 保険セグメント... 21
7.5 MSA - Message Acknowledgment Segment メッセージ識別セグメント... 21
7.6 MSH - Message Header Segment メッセージヘッダーセグメント 21
7.7 OBX - Observation/Result Segment 検査結果セグメント... 22
7.8 ORC Order Common Segment 共通オーダセグメント... 37
7.9 PID - Patient Identification Segment 患者識別セグメント... 58
7.10 PV1 - Patient Visit Segment 来院情報セグメント... 58
7.11 RXA - Pharmacy/Treatment Administration Segment 薬剤/治療投薬セグメント... 59
7.12 RXC - Pharmacy/Treatment Component Segment 薬剤/治療成分オーダセグメント... 65
7.13 RXE - Pharmacy/Treatment Encoded Order Segment 薬剤/治療コード化したオーダセグメント... 68
7.14 RXR - Pharmacy/Treatment Route Segment 薬剤/治療経路セグメント... 83
7.15 TQ1 - Timing/Quantity Segment タイミング/数量セグメント... 90
付録-1.用法種別、指示内容ごとのフィールドへのセット内容... 96
付録-2.メッセージ使用例... 97
付録-3.本規約で定義されたOID.. 153
付録-4.作成者名簿... 154
2. 使用しているHL7について... 2
2.1 概要... 2
2.2 メッセージ... 2
2.3 フィールド... 2
2.4 メッセージ区切り文字... 2
2.5 データ型... 2
2.6 各種コメント... 2
3. 主な用語と参照規格... 3
3.1 主な用語... 3
3.2 参照する外部の規格やマスタ... 4
4. JAHIS標準テーブル... 5
4.1 本規約で定義するJAHIS 標準テーブル... 5
4.2 JAHIS 標準テーブル等を用いた患者プロファイルの表現... 6
5. 本規約の対象範囲... 7
5.1 基本方針... 7
5.2 対象範囲... 7
6. 注射指示・実施メッセージ構文... 9
6.1 メッセージ構造... 9
6.2 注射指示情報通知(RDE/RRE) 10
6.3 注射実施情報通知(RAS/RRA) 14
7. 関連セグメント詳細... 18
7.1 AL1 - Patient Allergy Information Segment 患者アレルギー情報セグメント... 19
7.2 CTI - Clinical Trial Identification Segment 治験識別セグメント 20
7.3 ERR - Error Segment エラー情報セグメント... 21
7.4 IN1 - Insurance Segment 保険セグメント... 21
7.5 MSA - Message Acknowledgment Segment メッセージ識別セグメント... 21
7.6 MSH - Message Header Segment メッセージヘッダーセグメント 21
7.7 OBX - Observation/Result Segment 検査結果セグメント... 22
7.8 ORC Order Common Segment 共通オーダセグメント... 37
7.9 PID - Patient Identification Segment 患者識別セグメント... 58
7.10 PV1 - Patient Visit Segment 来院情報セグメント... 58
7.11 RXA - Pharmacy/Treatment Administration Segment 薬剤/治療投薬セグメント... 59
7.12 RXC - Pharmacy/Treatment Component Segment 薬剤/治療成分オーダセグメント... 65
7.13 RXE - Pharmacy/Treatment Encoded Order Segment 薬剤/治療コード化したオーダセグメント... 68
7.14 RXR - Pharmacy/Treatment Route Segment 薬剤/治療経路セグメント... 83
7.15 TQ1 - Timing/Quantity Segment タイミング/数量セグメント... 90
付録-1.用法種別、指示内容ごとのフィールドへのセット内容... 96
付録-2.メッセージ使用例... 97
付録-3.本規約で定義されたOID.. 153
付録-4.作成者名簿... 154