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JAHIS標準10-003
JAHIS注射データ交換規約Ver.1.0
ま え が き
従来HIS(病院情報システム)を中心として、注射薬剤に関する病院内部門システム間のデータ交換において、メーカー間での統一はもとより、同一メーカーにおいても導入ユーザによってその仕様が異なり、多くの手間と時間を要していた。また、看護システム等の部門システムとのデータ交換の必要性が求められ、注射データ交換規約の策定が重要な課題となってきた。
そこで、保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)では、そうした状況を踏まえ、広く注射データの交換に活用できる規約をめざし、HL7 Ver.2.5に対応したメッセージの検討を行った。そして、別途JAHISから発行されている「処方データ交換規約」との整合性を考慮しながら、経済産業省「医療情報システムにおける相互運用性の実証事業」の成果を参考にして本規約をとりまとめた。
本規約に基づくインターフェースが多くのシステムに実装され、注射データ交換標準化、しいては医療情報の普及・推進に多少とも貢献できれば幸いである。
そこで、保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)では、そうした状況を踏まえ、広く注射データの交換に活用できる規約をめざし、HL7 Ver.2.5に対応したメッセージの検討を行った。そして、別途JAHISから発行されている「処方データ交換規約」との整合性を考慮しながら、経済産業省「医療情報システムにおける相互運用性の実証事業」の成果を参考にして本規約をとりまとめた。
本規約に基づくインターフェースが多くのシステムに実装され、注射データ交換標準化、しいては医療情報の普及・推進に多少とも貢献できれば幸いである。
2010年6月
保健医療福祉情報システム工業会
相互運用性委員会
データ互換性専門委員会
保健医療福祉情報システム工業会
相互運用性委員会
データ互換性専門委員会
目 次
1.はじめに
2. HL7概要
3.主な用語
4.注射データ交換規約の対象範囲
5.関連情報詳細
5.1 HL7メッセージについて
5.2フィールドについて
5.3 Message Delimitersメッセージ区切り文字
5.4 Data typesデータ型
5.5 HL7定義以外の表について
5.6各種コメント
6.注射指示・実施メッセージ構文
6.1メッセージ構造
6.2注射指示(RDE)
6.3注射実施(RAS)
7.関連セグメント詳細
7.関連セグメント詳細
7.1 MSH - Message Header Segmentメッセージヘッダーセグメント
7.2 MSA - Message Acknowledgment Segmentメッセージ識別セグメント
7.3 ERR - Error Segmentエラー情報セグメント
7.4 NTE - Notes And Comments Segment 注釈・コメントセグメント
7.5 PID - Patient I dentification Segment 患者識別セグメント
7.6 PV1 - Patient Visit Segment 来院情報セグメント
7.7 IN1 - Insurance Segment 保険セグメント
7.8 AL1 - Patient Allergy Information Segment 患者アレルギー情報
7.9 ORC - Order Common Segment 共通オーダセグメント
7.9 ORC - Order Common Segment 共通オーダセグメント
7.10 TQ1 - Timing/Quantity Segment タイミング/数量セグメント
7.11 RXE - Pharmacy/Treatment Encoded Order Segment 薬剤/処置コード化したオーダセグメント
7.12 RXR - Pharmacy/treatment route segment 投薬経路セグメント
7.13 RXC - Pharmacy/Treatment Component Segment 薬剤/処置 成分オーダセグメント
7.14 RXA - Pharmacy/Treatment Administration Segment 薬剤/処置 投薬セグメント
7.15 OBX - Observation/Result Segment 検査結果セグメント
7.16 CTI - Clinical Trial Identification 治験識別セグメント
付録– 1. メッセージ使用例
付録– 2. 作成者名簿