JAHIS技術文書04-102
地域包括ケア情報連携の業務フローモデル

概要
 
地域における医療・介護サービスの効率化・適正化のため、地域医療連携への期待は非常に高まっています。その背景には、電子カルテシステムを始めとする情報システムから作成された「紹介状」・「診療情報提供書」・「院外処方せん」等をベースとした地域医療連携の効率化推進が期待されています。
 今回、連携手順や制約事項の整理のために地域包括ケア情報連携の業務フローモデルであるプロセス表記法として、UMLアクティビティ図を用いました。ユーザとベンダ間で意見交換する際の資料として有効活用できると考えています。
 また、このモデル化作業と並行して、地域医療・介護連携をめぐる制度的なフレームワークを検討し、反映させました。その結果として、次の連携をモデルとしてまとめることができました。
 
・医療機関や介護施設へのサービス利用者紹介における連携
・要介護認定や居宅介護サービスにおける医療と介護の連携
・院外処方における医療機関と院外薬局の連携
・地域医療情報共有における情報の管理・閲覧
 
本作業にあたり、資料のご提供およびご助言をいただいた関係組織と諸先生方に深く感謝いたします。
 
目 次

第1章 地域包括ケア情報連携の業務フローモデル
 1 地域包括ケア情報連携の業務フローモデルの背景
 2 地域包括ケア情報連携の業務フローモデルの目的
第2章 業務フローモデル
 1 地域医療連携コミュニティ
  1.1 コミュニティの前提
  1.2 Scope
  1.3 Objective
 2 サービス利用者紹介コミュニティ
  2.1 コミュニティの前提
  2.2 Scope
  2.3 Objective
  2.4 Role
  2.5 Process
  2.6 Policy
 3 院外処方コミュニティ
  3.1 コミュニティの前提
  3.2 Scope
  3.3 Objective
  3.4 Role
  3.5 Process
  3.6 Policy
 4 介護連携コミュニティ
  4.1 Scope
  4.2 Objective
  4.3 Role
  4.4 Process
  4.5 Policy
 5 地域医療情報共有コミュニティ
  5.1 コミュニティの前提
  5.2 Scope
  5.3 Objective
  5.4 Role
  5.5 Process
  5.6 Policy
第3章 まとめ
 参考資料1  院外処方概念図
 参考資料2  介護連携概念図
 付録1 業務フロー作成WG名簿(五十音順)
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