JAHIS実証実験2013実施結果

相互運用性委員会(データ互換性専門委員会)では、2013年度の実証実験を下記の要領で実施いたしました。

■実施期間
 2013年10月28日(月)~ 11月1日(金)
 
■実施場所
 東京都立産業貿易センター浜松町館(IHE-J コネクタソン2013会場)
 
■実施テーマ
 患者基本情報、オーダ情報(処方)の2テーマに取り組みました。
 
 今回の主なトピックは以下の通りです。
  1)JAHIS処方データ交換規約Ver.2.1への対応(処方)
   -JAMI標準用法マスタの採用
   -RXE-3, IN1-3の値のセット方法の変更(””の使用)
   -HOTコードやJHSP定義表のコーディングシステム名の変更
  2)様々な用法への取り組み(処方)
   -内服薬の隔日投与
  3)審査方法の改善
   -標準コード、ローカルコード間でコード変換を行う場合は所定の書式でのコード変換表の提出を求める
  4)Web審査支援ツールの改善
   -審査員別ジョブ一覧機能
   -審査の「保留」機能
   -審査員、参加者間のコミュニケーション機能 
   -メッセージ・アップロード時の自動チェック機能

 実施シナリオや実験方法等の詳細については、下記のリンク先の説明資料をご参照ください。
■参加会社
 (株)ソフトウェア・サービス、日本アイ・ビー・エム(株)、日本電気(株)、(株)日立製作所
 富士通(株)の5社でした。
 
■合格基準
 テーマごとの全シナリオについて、エクスポート審査および3社分のインポート審査に合格することとしま
 した。
 
■実施結果
 参加したシナリオについては全社合格でした。
 
■実証実験の様子
 審査員が参加会社の担当者とやり取りしながら審査をしているところです。
実証実験の様子1 実証実験の様子2
実証実験の様子3 実証実験の様子4
実証実験の様子5 実証実験の様子6
  Red-arrow
 
↑HL7メッセージに含まれる基本データセットのデータ項目が電子カルテに正しくインポートされているかチェックするため、審査表に表示されたHL7メッセージの項目値と電子カルテ画面での表示内容を順に突き合わせていきます。画面の他、DBの内容とも突き合せます。

■Web審査支援ツールの画面例
 下図は実証実験期間中のある時点でのあるシナリオの審査状況を表示した画面です。

inprocess1

 
下図はその時の審査状況を対戦表形式で表示した画面です。
inprocess2 

■今後について
 実証実験で見つかった課題について対応を検討し、必要に応じて基本データセットガイドライン等のJAHIS技術
 文書に反映していきます。
 また、現在公開中のHL7メッセージ生成支援ツールに今回のシナリオを追加する予定です。

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