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JAHIS実証実験2015実施結果
相互運用性委員会(データ互換性専門委員会)では、2015年度の実証実験を下記の要領で
実施いたしました。
■実施期間
2015年9月15日(火)~ 9月19日(土)
■実施場所
東京都立産業貿易センター台東館(IHE-J コネクタソン2015会場)
■実施テーマ
患者基本情報、病名情報、オーダ情報(処方)の3テーマに取り組みました。
今回の主なトピックは以下の通りです。
1)JAHIS基本データセット適用ガイドラインVer.2.2への対応
-IOB定義表のCS名の変更
-E-mailアドレスの表現方法の変更
2)身体情報、感染症の検証(患者情報)
-OBXセグメントによる身体情報、感染症の表現
3)JAHIS病名情報データ交換規約Ver.3.0Cに基づく歯科病名、歯式の表現
-ZPDセグメントによる歯式の表現
4)JAHIS処方データ交換規約Ver.2.1に基づく「曜日指定」用法の検証
実施シナリオや実験方法等の詳細については、下記のリンク先の説明資料をご参照ください。
・共通編 ・患者情報 ・病名情報 ・オーダ情報(処方)
■参加会社
(株)ソフトウェア・サービス、日本アイ・ビー・エム(株)、日本電気(株)、
(株)日立製作所、富士通(株)の5社でした。
■合格基準
テーマごとにの必須シナリオについて、エクスポート審査および3社分のインポート審査に
合格することとしました。
(病名、処方のシナリオ3は時間の関係でオプション扱いとしました。)
■実施結果
参加した全テーマについて全社合格しました。
■実証実験の様子
審査員が参加会社の担当者とやり取りしながら審査をしているところです。
↑HL7メッセージに含まれる基本データセットのデータ項目が電子カルテに正しくインポート
されているかチェックするため、審査表に表示されたHL7メッセージの項目値と電子カルテ
画面での表示内容を順に突き合わせていきます。画面の他、DBとも突き合せます。
■Web審査支援ツールの画面例
下図は実証実験期間中のある時点でのあるシナリオの審査状況を表示した画面です。
下図はその時の審査状況を対戦表形式で表示した画面です。
■今後について
実証実験で見つかった課題について対応を検討し、必要に応じて基本データセットガイドライン等のJAHIS標準
類に反映していきます。
また、現在公開中のHL7メッセージ生成支援ツールに今回のシナリオを追加する予定です。