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JAHIS実証実験2016実施結果
相互運用性委員会(データ互換性専門委員会)では、2016年度の実証実験を下記の要領
で実施いたしました。
■実施期間
2016年9月13日(火)~ 9月17日(土)
■実施場所
東京都立産業貿易センター台東館(IHE-Jコネクタソン2016会場)
■実施テーマ
患者基本情報(患者基本・アレルギー情報)、オーダ情報(処方)、実施情報(処方)
に取り組みました。
今回の主なトピックは以下の通りです。
1)処方データ交換規約 Ver.3.0C(ドラフト)、JAMI標準用法規格への対応
- 補足用法コードによる隔日投与、曜日指定、不均等投与への指定
- 処方実施情報
- 在宅自己注射
- 各種コメントの表現方法の変更(RXE-21 ⇒ RXE-7)
2)アレルギー情報の検証(患者情報)
- IAMセグメントによるアレルギー情報の表現
実施シナリオや実験方法等の詳細については、下記リンク先の説明資料をご参照ください。
■参加会社
(株)ソフトウェア・サービス、日本アイ・ビー・エム(株)、日本電気(株)、
(株)日立製作所、富士通(株)の5社でした。
■合格基準
テーマごとにの必須シナリオについて、エクスポート審査および3社分のインポート審査
に合格することとしました。
■実施結果
参加した全テーマについて全社合格しました。
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■実証実験の様子
審査員が参加会社の担当者とやり取りしながら審査をしているところです。
審査では、HL7メッセージに含まれる基本データセットのデータ項目が電子カルテに正しくインポート
されているかをチェックするため、審査表に表示されたHL7メッセージの項目値と電子カルテ画面での
表示内容を順に突き合わせていきます。画面の他、DBとも突き合わせます。
■Web審査支援ツールの画面例
▼下図は実証実験期間中のある時点でのあるシナリオの審査状況を表示した画面です。
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▼下図はその時の審査状況を対戦表形式で表示した画面です。
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■今後について
実証実験で見つかった課題について対応を検討し、必要に応じて基本データセットガイドライン等
のJAHIS標準類に反映していきます。
また、現在公開中のHL7メッセージ生成支援ツールに今回のシナリオを追加する予定です。