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JAHIS実証実験2017実施結果
相互運用性委員会(データ互換性専門委員会)では、2017年度の実証実験を下記の要領で実施いたしました。
■実施期間
2017年9月25日(月)~ 9月29日(金)
■実施場所
東京都立産業貿易センター台東館(IHE-Jコネクタソン2017会場)
■実施テーマ
患者基本情報(アレルギー情報)、処方情報(オーダ情報・実施情報)、注射情報(オーダ情報・実施情報)
に取り組みました。
今回の主なトピックは以下の通りです。
(1)患者情報(アレルギー情報)
- アレルギー情報(ADT^A60)の検証範囲を拡大
- 薬剤アレルギーはHOTコードを利用した一般名処方とする
(2)処方情報(オーダ情報・実施情報)
- 2016年度反省点を踏まえた実験
- 処方データ交換規約Ver.3.0Cに準拠した実験
(3)注射情報(オーダ情報・実施情報)
JAHIS注射データ交換規約Ver.2.1C(原案)の主な変更点を検証
- ワンショット等投薬終了日時がない場合のRXA-4の検証
- 患者プロファイル情報への対応
実施シナリオや実験方法等の詳細については、下記リンク先の説明資料をご参照ください。
・共通情報 ・患者情報 ・処方情報(オーダ情報・実施情報) ・注射情報(オーダ情報・実施情報)
■参加会社
㈱ソフトウェア・サービス、日本アイ・ビー・エム㈱、日本電気㈱、㈱日立製作所の4社でした。
■合格基準
テーマごとにの必須シナリオについて、エクスポート審査および3社分のインポート審査に合格することとし
ました。
■実施結果
参加した全テーマについて全社合格しました。
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■実証実験の様子
審査員が参加会社の担当者とやり取りしながら審査をしているところです。
審査では、HL7メッセージに含まれる基本データセットのデータ項目が電子カルテに正しくインポートされ
ているかをチェックするため、審査表に表示されたHL7メッセージの項目値と電子カルテ画面での表示内容
を順に突き合わせていきます。画面の他、DBとも突き合わせます。
■Web審査支援ツールの画面例
▼下図は実証実験期間中のある時点でのあるシナリオの審査状況を表示した画面です。

■今後について
実証実験で見つかった課題について対応を検討し、必要に応じて基本データセットガイドライン等のJAHIS
標準類に反映していきます。
また、現在公開中のHL7メッセージ生成支援ツールに今回のシナリオを追加する予定です。