JAHISデータ互換性実証実験2019実施結果

相互運用性委員会(データ互換性専門委員会)では、2019年度のデータ互換性実証実験
(以下、実証実験)を以下の要領で実施いたしました。 

実施期間
 2019年10月7日(月)~10月11日(金)

実施場所
 横浜産貿ホールマリネリア(IHE-Jコネクタソン2019会場)

実施テーマ
 患者情報、処方情報、注射情報に取り組みました。

 今回の主なトピックは以下の通りです。

 (1)患者情報
    - 適用ガイドラインVer.3.0にもとづく実験
 (2)処方情報
    - 適用ガイドラインVer.3.0にもとづく実験
     ・あらたに定めた基本データセット項目にもとづく実施情報(処方)のデータ交換
     ・オーダ実施中止時の取り扱い確認
 (3)注射情報
    - 適用ガイドラインVer.3.0にもとづく実験
    - 課題の洗い出しを目的に、基本的なデータ交換を中心とした実験
 (4)その他
    - 審査支援ツールクラウド化による実験へのリモート参加試行


 実施シナリオや実験方法等の詳細については、下記のリンク先の説明資料をご参照ください。

    ・共通編    ・患者情報     ・処方情報    ・注射情報


参加会社
 三栄メディシス㈱、㈱ソフトウェア・サービス、日本アイ・ビー・エム㈱、日本電気㈱、
 ㈱日立製作所の5社でした。なお、三栄メディシス㈱、㈱日立製作所はリモート参加試行
 対象とし、一部テーマ・シナリオのみ実験参加しました。

合格基準
 テーマごとの必須シナリオについて、エクスポート審査および3社分のインポート審査に
 合格することとしました。なお、当年度は処方情報および注射情報の参加会社数が3社で
 あったため、2社分の審査で合格としました。

実施結果
 参加した全テーマについて全社合格しました。

 
  *:リモート参加のため参加せず
                                **:シナリオ1のみ参加


実証実験の様子
 審査員が参加会社の担当者とやり取りしながら審査をしているところです。リモート参加者
 とWeb会議を活用し、ヘッドセット越しに会話をしながら審査しました。

 
 
     
 
     
 
     

 審査では、HL7メッセージに含まれる基本データセットのデータ項目が電子カルテに正しく
 インポートされているかチェックするため、審査表に表示されたHL7メッセージの項目値と
 電子カルテ画面での表示内容を順に突き合わせていきます。画面の他、DBとも突き合せます。

Web審査支援ツールの画面例
  下図は実証実験期間中のある時点でのあるシナリオの審査状況を表示した画面です。

  

今後について
 実証実験で見つかった課題について対応を検討し、必要に応じて基本データセットガイドライン等
 のJAHIS標準類に反映していきます。また、現在公開中のHL7メッセージ生成支援ツールに
 今回のシナリオを追加する予定です。


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