|
会員ログイン |
JAHIS標準08-004
2. HL7概要 2
3. 主な用語 3
4. 放射線データ交換規約の対象範囲 4
5. 関連情報詳細 6
5.1 HL7メッセージについて 6
5.2 フィールドについて 6
5.3 Message Delimitersメッセージ区切り文字 10
5.4 Data types データ型 12
5.5 患者プロファイルコードについて 42
5.6 検査結果コメントの扱い 43
6. 放射線検査依頼・検査結果メッセージ構文 48
6.1 患者情報照会(QRY/ADR) 48
6.2 患者情報通知(ADT/ACK) 49
6.4 放射線検査依頼(OMG/ORG) 52
6.5 放射線検査結果照会(QRY/ORF) 54
6.6 患者到着通知、放射線検査結果(ORU/ACK) 56
6.7 放射線検査通知 (OMI/ORI) 57
6.8 放射線検査実施情報 (OMI/ORI) 59
7. 関連セグメント詳細 61
7.1 MSH – Message Header Segmentメッセージヘッダセグメント 61
7.2 NTE Notes and Comments Segment 注釈コメントセグメント 66
7.3 PID – Patient Identification Segment 患者識別セグメント 68
7.4 PV1 – Patient Visit Segment 来院情報セグメント 76
7.5 ORC Order Common Segment 共通オーダセグメント 81
7.6 OBR – Observation Request Segment 検査要求セグメント 97
7.7 OBX – Observation/Result Segment 検査結果セグメント 105
7.8 TQ1 – Timing/Quantity タイミング/数量セグメント 110
7.9 IPC – Imaging Procedure Control Segment 画像手続き制御セグメント 114
7.10 MSA – Message Acknowledgment Segmentメッセージ応答セグメント 117
7.11 ERR Error Segment エラーセグメント 119
7.12 QRD – Query Definition Segment 問合せ定義セグメント 123
7.13 QRF – Query Filter Segment 問合せフィルタセグメント 127
7.14 ZE1 – Billing Segment 実施情報セグメント 130
7.15 ZE2 – Radiation Dose Segment 曝射情報セグメント 132
7.16 EVN Event Type Segment 事象型セグメント 133
付録‐1. 検査依頼メッセージの例 135
付録‐2. 検査実施メッセージの例 185
付録‐3. JJ1017 Ver3.0の使用方法 221
付録‐4. IHE-Jコネクタソン関連資料 223
V2.0からの改訂箇所 225
JAHIS放射線データ交換規約Ver.2.1
ま え が き
これまで病院情報システム(HIS)と放射線部門システム(RIS-PACS/Report)間のデータ交換においては、メーカ間での統一はもとより、同一メーカにおいても導入施設によりその仕様が異なり、接続するにあたり多くの費用と時間を要していた。また、医用画像の標準規格であるDICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)に比べ、HL7(Health Level Seven)の実装事例もほとんどなかった。
そこで、保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)では、この課題を解消すべく、病院情報システム(HIS)と放射線部門システム(RIS-PACS/Report)とのデータ交換の仕組みを検討した。まず、すでにJAHISより発行されていた「臨床検査データ交換規約」や「処方データ交換規約」との共通部分の整合性に考慮しながら、HL7 Ver2.4 準拠の「放射線データ交換規約 Ver.1.0」を作成した。HL7の第4章オーダ入力を中心に、第2章コントロールおよび第3章患者管理などから放射線分野に関係する部分をまとめている。わが国の実情に合わない部分や解釈が曖昧になりやすい部分については放射線分野に限定した注釈を加え、2003年10月にJAHIS標準として承認された。また、2005年4月には、Ver.1.0に対し、汎用の検査項目コードとしてJJ1017 Ver3.0 を全面採用した「放射線データ交換規約 Ver.1.1」を作成している。
「放射線データ交換規約 Ver.2.0」では、HL7 Ver2.5に 完全準拠するようにメッセージの見直しを行うと共に、対象範囲として、従来からのHIS-RIS間のインタフェースに加え、これまでスコープ外にしていた実施情報(会計情報)や下流(RIS-PACS/Report間)のインタフェースを追加した。さらに、IHE-J(Integrating the Healthcare Enterprise – Japan)の活動を睨みながら、コネクタソンやフィールドでのスムーズな実装を考慮して、個々のフィールド値の設定方法などの補足説明を加えている。その後、他のJAHIS標準類(最新版)との整合をとった解釈見直しや、表現を見直してわかりやすくしたものが本書(Ver.2.1)である。
本規約をまとめるにあたり、ご協力いただいた関係団体や諸先生方に深く感謝する。本規約が医療資源の有効利用、保健医療福祉サービスの連携・向上を目指す医療情報標準化とデータ交換円滑化に多少とも貢献できれば幸いである。
そこで、保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)では、この課題を解消すべく、病院情報システム(HIS)と放射線部門システム(RIS-PACS/Report)とのデータ交換の仕組みを検討した。まず、すでにJAHISより発行されていた「臨床検査データ交換規約」や「処方データ交換規約」との共通部分の整合性に考慮しながら、HL7 Ver2.4 準拠の「放射線データ交換規約 Ver.1.0」を作成した。HL7の第4章オーダ入力を中心に、第2章コントロールおよび第3章患者管理などから放射線分野に関係する部分をまとめている。わが国の実情に合わない部分や解釈が曖昧になりやすい部分については放射線分野に限定した注釈を加え、2003年10月にJAHIS標準として承認された。また、2005年4月には、Ver.1.0に対し、汎用の検査項目コードとしてJJ1017 Ver3.0 を全面採用した「放射線データ交換規約 Ver.1.1」を作成している。
「放射線データ交換規約 Ver.2.0」では、HL7 Ver2.5に 完全準拠するようにメッセージの見直しを行うと共に、対象範囲として、従来からのHIS-RIS間のインタフェースに加え、これまでスコープ外にしていた実施情報(会計情報)や下流(RIS-PACS/Report間)のインタフェースを追加した。さらに、IHE-J(Integrating the Healthcare Enterprise – Japan)の活動を睨みながら、コネクタソンやフィールドでのスムーズな実装を考慮して、個々のフィールド値の設定方法などの補足説明を加えている。その後、他のJAHIS標準類(最新版)との整合をとった解釈見直しや、表現を見直してわかりやすくしたものが本書(Ver.2.1)である。
本規約をまとめるにあたり、ご協力いただいた関係団体や諸先生方に深く感謝する。本規約が医療資源の有効利用、保健医療福祉サービスの連携・向上を目指す医療情報標準化とデータ交換円滑化に多少とも貢献できれば幸いである。
2008年10月
保健医療福祉情報システム工業会
相互運用性委員会
検査システム委員会
保健医療福祉情報システム工業会
相互運用性委員会
検査システム委員会
目 次
1. はじめに 12. HL7概要 2
3. 主な用語 3
4. 放射線データ交換規約の対象範囲 4
5. 関連情報詳細 6
5.1 HL7メッセージについて 6
5.2 フィールドについて 6
5.3 Message Delimitersメッセージ区切り文字 10
5.4 Data types データ型 12
5.5 患者プロファイルコードについて 42
5.6 検査結果コメントの扱い 43
6. 放射線検査依頼・検査結果メッセージ構文 48
6.1 患者情報照会(QRY/ADR) 48
6.2 患者情報通知(ADT/ACK) 49
6.4 放射線検査依頼(OMG/ORG) 52
6.5 放射線検査結果照会(QRY/ORF) 54
6.6 患者到着通知、放射線検査結果(ORU/ACK) 56
6.7 放射線検査通知 (OMI/ORI) 57
6.8 放射線検査実施情報 (OMI/ORI) 59
7. 関連セグメント詳細 61
7.1 MSH – Message Header Segmentメッセージヘッダセグメント 61
7.2 NTE Notes and Comments Segment 注釈コメントセグメント 66
7.3 PID – Patient Identification Segment 患者識別セグメント 68
7.4 PV1 – Patient Visit Segment 来院情報セグメント 76
7.5 ORC Order Common Segment 共通オーダセグメント 81
7.6 OBR – Observation Request Segment 検査要求セグメント 97
7.7 OBX – Observation/Result Segment 検査結果セグメント 105
7.8 TQ1 – Timing/Quantity タイミング/数量セグメント 110
7.9 IPC – Imaging Procedure Control Segment 画像手続き制御セグメント 114
7.10 MSA – Message Acknowledgment Segmentメッセージ応答セグメント 117
7.11 ERR Error Segment エラーセグメント 119
7.12 QRD – Query Definition Segment 問合せ定義セグメント 123
7.13 QRF – Query Filter Segment 問合せフィルタセグメント 127
7.14 ZE1 – Billing Segment 実施情報セグメント 130
7.15 ZE2 – Radiation Dose Segment 曝射情報セグメント 132
7.16 EVN Event Type Segment 事象型セグメント 133
付録‐1. 検査依頼メッセージの例 135
付録‐2. 検査実施メッセージの例 185
付録‐3. JJ1017 Ver3.0の使用方法 221
付録‐4. IHE-Jコネクタソン関連資料 223
V2.0からの改訂箇所 225